花粉症が引き金になる食物アレルギーの例

花粉症が引き金になって、花粉と似たアレルゲン(原因物質)を含む食品にもアレルギー反応が出る「花粉・食物アレルギー症候群」が増加している。

通常は口やのどの軽い症状で済むのであまり問題になってこなかったが、近年、豆乳やモヤシなどの一部の食品で重症化する例が増えている。

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■花粉・食物アレルギー症候群の報告がある組み合わせ

【春の花粉】

花粉の例 ハンノキ、シラカンバ
食品の例 リンゴ、モモ、サクランボ、ビワ、キウイ、大豆(豆乳)、モヤシ

【夏の花粉】

花粉の例 イネ科、カモガヤ
食品の例 メロン

【秋の花粉】

花粉の例1 ブタクサ
食品の例1 メロン
花粉の例2 ヨモギ
食品の例2 セロリ、クミンなどの香辛料

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果物のアレルゲンは熱や消化で分解しやすいため、通常は口の中の症状で収まる。
しかし、ハンノキ花粉のアレルゲンと似たアレルゲン「グリエム4」(大豆、モヤシなどに含まれる)は熱や加工にやや強く、発酵食品のみそや納豆等はアレルギーがほぼ起きないが、豆乳や軽く火を通した程度のモヤシなどで症状を起こすことがあり、アナフィキラシーという重い身体症状が出る例もまれにある。

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