咽喉頭のアレルギー

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咽喉頭のアレルギーの概要

口腔、咽頭、喉頭のアレルギー性疾患は、花粉症関連食物アレルギーの即時に現れる反応、接触性口内炎、歯科材料に対する遅延型過敏症のアレルギー、口唇炎、軽度の舌炎、重篤な口腔炎、咽頭浮腫、吸気性喘息がある。

症状の特徴

舌や口唇の症状は多様で、口腔、咽頭、喉頭粘膜の慢性炎症や声枯れ、急性呼吸不全などを発症する。

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咽頭アレルギーのやさしい診断基準案

(日本咳嗽研究会 http://www.kubix.co.jp/cough/index.html から引用)

(下記の「1」を伴う場合は、3~6の全てを満たす、1を伴わず2だけの場合は4は不必要)

1:喘鳴を伴わない3週間以上持続する咳嗽

2:3週間以上持続する咽喉頭異常感(痰のからんだような感じ、掻痒感、イガイガ感、チクチクした感じの咽頭痛など)

3:アトピー素因を示唆する所見(注1)の1つ以上認める

4:鎮咳薬、気管支拡張薬が咳に無効

5:明らかな急性喉頭炎、異物、腫瘍の所見がなく、とくに喉頭披裂部に蒼白浮腫状腫脹を認めることがあるが、正常所見のこともある

6:ヒスタミンH1-拮抗薬または/およびステロイド薬にて症状が消失もしくは著明改善する

注1.アトピー素因を示唆する所見

1)喘息以外のアレルギー疾患の既往あるいは合併
2)末梢血好酸球増加
3)血清総IgE値の上昇
4)特異的IgE陽性
5)アレルゲン皮内テスト陽性

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